飯豊山行記
すっかり恒例になった6月の飯豊登山。今年も6月26日(金)~28日(日)の日程で登ってきました。今年も昨年と同じく、弥平四郎登山口から入り、切合小屋に二泊するパターン。なんせ登山の目的が、高山植物の写真と小屋での宴会(^◇^;)なので、同じ場所で二泊する方が都合が良いのです。
■1日目 天気:曇り
6時45分出発。弥平四郎登山口の駐車場で仕度をしているときには、肌寒さを感じたものの、新長坂ルートの樹林帯を登り始めると直ぐに大量の汗。関東甲信越は6月初旬に梅雨入りしたのに、東北地方は梅雨入り前。でも、いやそれ故に空気にはたっぷりと湿気が含まれている様です。
十森、猪の鼻、疣岩と順調に登り、今年も飯豊の山並みとご対面。天気予報では明日から雨、この山並がおがめるのは今だけかもしれない。
疣岩を過きれば、後は快適な稜線歩き。「……背中のビールは重いけど、山は広いぜ心が弾む……」と、替え歌(元歌の説明はいらないですよね? イチバン売れたシングルですゾ)が出てきそう。
途中に数ケ所ある雪渓も、今年は適度に雪が緩んでいて怖い思いとは無縁で、宿泊地の切合小屋に到着しました。
しばらくして雨が降り出し、暗くなる頃には本降りとなりました。後から知ったけど、東北地方はこの日が梅雨入りでした。
■2日目 天気:雨
昨夜は「暗くなったら寝る」という山の仕来りに従い、20時前に寝てしまった。屋根を激しく叩く雨の音で何度か目が覚めたけど、昨日の疲れとアルコールの力も手伝ってよく眠れた。
雨が止まないので、しばし様子見。飯豊山山頂までは、ノンビリ歩いても3時間弱なので、慌てる必要はないのです。
ゆっくりと朝食、雨仕度を済ませ、7時ちょうどに出発。まずは草履塚まで20分の雪渓登りです。
草履塚を過ぎると、そこは“お花畑”。今年も多種多様な高山植物が迎えてくれました。同じ場所に同じ時期に来ても、毎回様子が違う。ヨツバシオガマは先端まで咲ききってなかったけど、いつもだと花が終わっているムシトリスミレは満開……と、いった具合に自然の懐の深さを感じます。
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しばらく散歩モードで高山植物を楽しんだ後、御前坂イッキにを登って山頂へ。10時過ぎに登頂。風が強くなり、立っているのも辛い。天気さえ良ければ、御西岳方面に花(種類が違うのです)を観に行くところだけど、あきらめて切合小屋へ。
13時過ぎに小屋にもどり、撮影した花の名前を植物図鑑で確認しつつ、今日も宴会に突入(^◇^;)なのだ。
■3日目 天気:雨
今日も雨、梅雨だから仕方ない。こういう天気の日は、さっさと下山して温泉で温まるに限る。ってことで5時過ぎ、早めの出発、1日目に登った道を引き返します。
一昨日は柔らかかった雪渓も、雨と気温低下のせいでカチカチやで~。万一滑落しても致命的な事になる場所はほとんどないけど、やっぱ神経使います。
昨年は疣岩のあたりで雨が上がり、飯豊の山並みにお別れがいえたけど、今年はそれもなし。
雨の下山はなんとなく無口、急ぎ足になりますね~。そんな訳で11時前に無事下山。この後目指すは……温泉、ビール、天ぷら蕎麦(^◇^;)
これで今年の飯豊山行もお終い。また来年登れるよう、体力維持に努めなければ……
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