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2019年4月11日 (木)

坂東三十三観音結願御礼歩き旅 第8回(上田-長野 41km)

 「坂東三十三観音結願御礼歩き旅」の8回目。今回は結願御礼の寺、定額山善光寺にお参りしました。

※お寺の写真は「坂東三十三観音巡礼歩き旅 その28」 (帰ってきた! 二ッ目日記)にて公開しています。

 善光寺への旅もいよいよ上田から善光寺(長野)までの41km、楽勝で歩ける距離です。が、いつもの様に朝、自宅を出ると上田スタートは8時頃、善光寺に着くのは16時過ぎ……善光寺の拝観時間は今の時期16時までなので、間に合いません(>o<)
 というわけで、久々に前泊することにしました。失職中で平日の自由度が高いはずが、なんやかやと細かい用事があり、2日連続で空いるのは4月10日(水)、11日(木)だけでした。とにかく宿泊場所の確保……が、上田駅近くのビジネスホテルはほとんど満室。空いていたのはちょっと高めのお部屋、ダブルベッドのツイン(^^;) 一人で泊まって寝るだけなんだから、完全にオーバースペックだけど、仕方ないです。
 宿泊代がちょっと高いのは仕方ないとして、なぜかこのタイミングで冬将軍様の御再来で気象条件は最悪。でもこの機会を逃すと「平成の内に善光寺にたどり着く」の目標を果たすのが極めて困難になりそうで、決行することにしました。

D2019041001D2019041002 10日昼前に自宅を出て、北陸新幹線で上田へ。車窓から見た軽井沢は完全な冬景色でした、大丈夫か明日? とか思っているうちに上田到着。上田は冷たい雨でした。
 ホテルのチェックインには早いので、上田城址公園へ。公園内にある眞田神社にお参りして、期間限定の御朱印が欲しい。公園内では桜が満開、桜祭り(上田城千本桜まつり)も開催中。あいにくの天気で寒いけど、せっかくのなので、公園を一回り。満開の桜と、お堀と、お城の櫓の取り合わせはGoodです。これで後、青空があれば……残念。
 こんな天気でも園内は観光バスでやってきたお客さんが沢山。そうかホテルに空きが無かったのは、桜祭りのせいか?
 寒くなってきたので早々にお参りを済ませてホテルへ。ホントはどこかで温泉に浸かってから、と思ってたけど……湯冷めしそうなので諦めます。なんたって上田に来た目的は観光ではなく、明日の歩きなので……
 目的は歩きだけど、上田に来て馬肉を食べないのは残念すぎるので、夕食はホテル近くの居酒屋で、馬刺しと熱燗をちょっとだけ。明日の支度を済ませて早々にベッドに潜り込みました。

 3時にアラームをセットしておいたけど、2時半には目が覚めた。窓を開けて天気を確認すると、まだ暗くて分かりにくいけど雨は止んでいるみたい。しかし長野地区は午前中に弱い雨の予報なので、ザックに雨カバー、ゴアテックスの帽子。防寒対策は、長袖Tシャツ、薄手のフリースにウィンドブレーカーの重ね着。部屋の中では汗ばむ程の厚着(^^;)
 4時ちょうどにホテルを出発。まだ真っ暗な時刻、曇っているのか星も見えない。今日は長野市に入るまでずっと国道18号線を歩く。道に迷う心配はないけど、街灯が少なく暗いため、ぼーっと生きてる……もとい、ぼーっと歩いていると歩道の段差に躓いたり、フタが外れちゃた側溝に落ちそうになる、集中しないと。
 5時、空が白んで足下の見えないことによる緊張感から開放される。左手側の山の中腹に見える灯りは、先週訪れた別所温泉だろうか? 弱い雨、いや霙か?が降り出す。向かい風が強くなり、足を取られそうになる。再び緊張。
D2019041101 完全に夜は明けたけど陽射しはなし。途中にあった温度計によれば気温4℃。風は風速5m(推定)くらいなので、体感温度は間違えなく氷点下になっているはず。

 異変に気づいたのは、ザックのヒップベルトに付いたポケットからリップクリーム(ずっと向かい風で唇がガビガビだったので……)を出そうとしたとき。手が強張ってうまく動かない(*_*) なんとかファスナーを開けて、手探りでリップクリームを探そうと思っても、触れている物がなんなのか判別できない。手探りが無理ならと、ポケットの中を覗き込むため斜め下を向こうとしたら、今度は全身が強張って思うように動けません。
 経験したことないからわからないけど、低体温症の初期症状? とにかくこのまま歩き続けるのは、危険な気がする。セブンイレブンが見えたので、温かいコーヒーを購入して、店内でしばらく暖を取る。イートインコーナーがあって助かりました。

D2019941102 10分ほど休憩、身体の内外から暖まり、手の強張りも取れたので歩き再開。しばらくすると雲が切れて、陽射しが……体調はすっかり回復しました。太陽の光は偉大です。ポール星人の罠から脱したウルトラセブンの気分です(^^;)
 9時過ぎに千曲川を渡って、長野市に入りました。この辺りは川中島、武田信玄と上杉謙信が戦ったことで有名ですね。謙信が陣を張った妻女山はどこだろう? と“AR山”(Android用アプリです)を使って確認。スマフォのコンパスが狂っていなければ、写真のとおりです(^^)
 「古戦場入口」の交差点で国道18号線とお別れして、長野市街を目指します。犀川を渡って更に1時間弱歩いて、12時過ぎに善光寺の仁王門にたどり着くことができました。今日の歩きは距離の割に消耗した(>o<)

 定額山 善光寺は日本の仏教が様々な宗派に分かれる前から存在していたため無宗派で、山内にある天台宗の大勧進、浄土宗の大本願の二寺によって管理・運営されるという、珍しいお寺です。江戸時代には「一生に一度は善光寺詣り」などといわれていて……55歳にして一生に一度を果たすことができました。
 もちろんお戒壇巡りも初体験。観光の団体さんで行列ができているイメージがありましたが拍子抜け……私の前に老夫妻が一組いるだけ、この寒さのせいですかね~??
 それにしても完全な闇は、不安なものですね。今朝歩いた道路の暗さなんて可愛いものでした(^^;) 壁伝いに歩いて「極楽のお錠前」に触れ、阿弥陀如来との血縁を結ぶことができたので来世は安泰です。因みに前を歩いていた老夫妻は、お錠前を触りながら「どうか長生きできますように」としきりとお願いしていました。やはり来世より、現世の方が大事なようです(^^)
 境内には、お戒壇巡り以外にも、経蔵や史料館など興味深い施設がたくさんありますが、今回は体調が万全でないので、次の機会に譲ることにして、早々に帰路につきました。歩いた距離は長い方ではないですが、なんといっても寒さによるダメージは大きかったようです。

 さて、平成の内に善光寺にたどり着くという目標は、ギリギリでなんとか達成することができました。「坂東三十三観音結願御礼歩き旅」もこれにて終了……しません(^^;) ここでお終いにすると燃え尽き症候群に陥りそうなので、自宅のある相模大野まで歩いて戻ることにしました。さ~、どんなコースで戻ろうか???

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2019年4月 5日 (金)

坂東三十三観音結願御礼歩き旅 第7回(佐久平-上田 47km)

 「坂東三十三観音結願御礼歩き旅」の7回目。今回は長野善光寺 対の寺、北向観音(常楽寺)にお参りしました。

※お寺の写真は「坂東三十三観音巡礼歩き旅 その27」 (帰ってきた! 二ッ目日記)にて公開しています。

D2019040501 昨年の9月に佐久平に着いて以来、半年ぶりの歩き旅です。半年のブランクで、すかっかり身体が鈍ってしまい、予定の行程がこなせるのかちょっと心配で、昨夜はあまり良く寝られませんでした。更に心配が増す(-_-;)
 毎度お馴染み相模大野発4時45分の始発電車で東京駅へ向かいます。佐久平までは新幹線利用(6時28分発 はくたか551号)なので、朝食は久しぶりの駅弁。東京駅で買う駅弁は、深川めしを定番にしていたけど……ちょっと前のリニューアルでハゼの甘露煮がなくなり、アサリが減って(その分、油揚げが増えた)なんとなくパワーダウンしてしまったので、今回は「一本炙りあなご弁当」を買ってみました。今度からこっちを定番にしよう(^^)
 お腹がいっぱいになって、ちょっとウトウト(やっぱ寝不足だ)しているうちに佐久平に到着。

 佐久平の駅を7時50分にスタート。数日前までは寒の戻りで、かなり寒かったけど今日は一気に気温が上がるとの予報。何を着ればいいの?と悩んだ末、初夏向き装備(長袖Tシャツにベスト)の上にウィンドブレーカーになりました。
 佐久平の市街地を抜け、国道141号線を目指します。
 歩いていて気づいたけど、この辺りの交差点は「歩車分離式」や「スクランブル式」が多いです。しかも押しボタン式なのでボタンに気づかずに待っていると、いつまで経っても歩行者用信号は青になりません(^^;) 完全に自動車重視の道路環境。かと思いきや、押しボタンなんて押さずにどんどん渡って行く地元のお年寄りが、結構いらっしゃる。それでも自動車はちゃんと待ってくれる……ってことはお年寄り重視の道路環境? な訳ない(^^;)

D2019040502 10時近くなると予報通り気温が上がり、風も冷たくなくなってきました、もうウィンドブレーカーは不要です、っていうかかなり暑い。今日は暑さとの戦いになりそうだ、と思ったら……まだ予定の4分の1しか進んでないのに、膝が痛みだした。今日は暑さと脚の痛みとの戦いになりそうだ。やっぱり半年のブランクが(^^;;;;)
 上田市に入ったところで国道141号線とお別れして、松本方面へ向かう国道152号線へ。
 通過しただけだけど、しなの鉄道の大屋駅はなんかイイ感じ。これで桜(だよね?)が咲いてたら最高なんだけど、この辺りの桜はまだ開花前です、残念。
 国道152号線とはすぐにお別れして、別所温泉に向かう県道へ。アップダウンが多くなり、おまけに向かい風が強くなって、ホントしんどい(*_*)

 別所温泉周辺には古い寺院が多く「信州の鎌倉」と呼ばれているそうで、歩いている道にも度々案内看板が現れます。でも毎度のことながら、寄り道している隙がないのです。
 別所温泉駅から温泉街を奥へと入っていくと、目指す北向観音があります。観音堂が善光寺に向かって北向きに建てられていることから「北向観音」と呼ばれています。境内にある観音堂や愛染明王堂、不動堂などは天台宗の寺院 常楽寺が所有・管理していますが、常楽寺の本坊は1キロくらい離れた場所にあります。今回は時間の関係で北向観音だけにお参りすることにしました。いつの日か別所温泉に滞在して、常楽寺だけでなく周辺の寺院にもお参りしたいものです、いつになることやら……

 お参りの前に手水舎で手を洗って、と思ったら……なんと水が温かい。別所温泉の源泉が引かれているそうです。口に含むと硫黄の味がしました。
 境内にはカツラの巨木が植えられており「愛染カツラ」と呼ばれています。
 ところで「愛染」は「あいぜん」と読みますが、境内にいた年配の男性が、奥さんに「これが愛染(あいぞめ)堂だよ」と説明しておりまして……もしかしてこのオジさん、アレ(自粛)のファンだったのかも、奥さん知ってるのかな?(^^;)
 無事に御朱印を頂いて、北向観音を後に。またまた時間の関係で、別所温泉は匂いを嗅いだだけで素通りです。

D2019040503 夕暮れが近づく道を更に2時間ほど歩いて、千曲川を渡り……渡りながら川面を見て、なんとなく違和感。関東地方では、川は(かなり大雑把ですが)北から南に流れてるので、北向きに流れる川を見ると不思議な感じがします。日本海側にいるので当たり前なんだけど……そもそも千曲川は野辺山を越えて以来何度も目にしているんだけど、前回は大雨の中を歩いていたため、流れの方向まで意識する余裕がなかったのです(^^;)
 それはともかく、川面に映る夕日がとても綺麗でした。
 上田駅から新幹線に乗り、帰路に。帰宅してからニュースで知ったのですが、北陸新幹線はこの日の夜、2度の線路内立ち入りで、ダイヤが大幅に乱れたとか……ちょっと温泉に浸かってから帰るか、とか思っていたら、帰れなくなるところだった、危ない危ない(^^;)

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2019年4月 1日 (月)

今日のキーワード……“令和”

 新しい元号が発表されました。

 私は発表の時刻、とある窓口で某手続き(そこまで伏せる必要もなんだけど……)の真っ最中。隣接する談話室にあるテレビの前に群がる人々の声が「めいわ」と言っているように聞こえて……ん? 「めいわ」だと「明治」と頭文字がかぶるから「えいわ」か? なんか辞書みたいだけど、それもえいわ……などと馬鹿なことを考えておりました。が、手続きが済んでからスマフォで確認したら“令和”だそうで……「令」の文字って「命令」「司令」「律令」……広辞苑で調べても、命ずること、いいつけ、おきて、とあまり良いイメージがないな~と思っていたら……“令和”は万葉集からの引用で「令」には「よい」「美しい」「よくする」の意味。それなら良いか(^^)

 ところで私事ですが……昨日、3月31日付で33年間勤めた会社を退職しまして、これから新しい人生を始めるタイミングで元号が新しくなるというのもなにかいいもんだ(^^)
 今までは西暦を使った方が便利でイイやと思っていたけど、延々と連続する西暦よりも、ある程度の期間で新しい時代がやってくる元号の方が良いような気がしてきました。新しい時代に我が人生にはどんなことが待ち受けているか??「美しい」は別として「よい」「よくする」となるように願いたいですね(^^)
 ということで今日のキーワードは、“令和”です。


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