もっと気まぐれ散歩(3) 鳥散歩(子鳥たち)
※ここに掲載した写真を含む全ての写真は、下記のアルバムにフルサイズで公開しています。
もっと気まぐれ散歩(3) 鳥散歩(子鳥たち)
「もっと気まぐれ散歩」の3回目。今回も鳥散歩でテーマは「子鳥」です。「小鳥」の変換ミスじゃないかって? 違います、小さな鳥を意味する「小鳥」ではなく、子供の鳥で「子鳥」です。もちろんそんな言葉は(たぶん)ありません。なので変換ミスはあり得ないのです……変換辞書に載ってないので(^^ゞ
桜の時期が過ぎ去ると鳥たちは繁殖期に入ります。そして5月になると、巣立ったばかりの「子鳥」を目にするようになります。身近な所では、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ムクドリ、ヒヨドリ、ツバメ。川沿いまで足を伸ばせば、カワセミ、セキレイ、カルガモ……などなど。
種類にもよりますが親鳥よりも羽毛がフワフワして丸っこく、嘴は短く、なんとも愛らしい姿で、見つけると立ち止まって、しばらくニヤニヤしながら見つめてしまいます。野鳥にまったく興味の無い人は親鳥も子鳥も区別がつかず、いやもしかしたら鳥そのものを認識していない可能性もあるので……「このオヤジ、いきなり立ち止まってニヤニヤして、キモい!」とか思われてるかもしれません。
この「もっと気まぐれ散歩」は散歩をしながら写真を撮る企画なので、ただ子鳥を見つめてニヤニヤしているだけではお話にならず、写真を撮らねばなりません。が、それがなかなか大変で……カメラを持っていないときに限って、子鳥たちに出会うのです(^^ゞ なんで?
そしてカメラを持っているときでも……肉眼では見えているのに、カメラでは撮れなかった、という事態もしばしば発生します。人間の目は良く言えばお利口さん、悪く言えば嘘つきで、見たい物しか見えません。なので子鳥の手前に木の枝や葉っぱがあっても、ちゃんと見ることができます。
一方カメラは正直者なので、同じ状況では子鳥をきれいに写すことがかなり困難です。
そんわけで数は少ないですが、気長に撮り集めた子鳥たちの写真を紹介します。中には「若鳥」の範疇に入るかな?という鳥もいますが、「若鳥」というと串に刺さった別の物を連想してしまう(__;)ので、ここでは全て「子鳥」ということにしておきます。
◆スズメ
スズメはいちばん身近な野鳥なので、子スズメに出会う機会も多く、写真も比較的簡単に撮ることができました。子スズメは巣立った後、しばらくは親スズメと行動を共にします。聞き馴染んだスズメのチュンチュンという鳴き声に、ちょっとだけ音程の高い鳴き声が混ざっていたら、周囲を注意深く探してみたください。まだエサが上手く捕れない子スズメが親スズメにエサをおねだりする姿が見られるかもしれません。
◆シジュウカラ
自宅にいると頻繁に鳴き声が聞こえてきて、その度にカメラを持って探しに行くものの、なかなか出会えなかった子シジュウカラ。近くに居ることは分かっているのになかなか姿を現してくれませんでした。それだけに群れている、シジュウカラ親子を見つけたときには、思わずガッツポーズ\(^O^)/ 周囲からは木を見上げながらガッツポーズをする、変なオジさんに見えたことでしょう(^^ゞ
◆ムクドリ
街路樹や電線に群れていて、迷惑がられることも多いムクドリですが、私はけっこう好きです。近所の芝生を飛び跳ねながら土の中の虫(甲虫の幼虫など)を食べいるのを見かけると、つい見入ってしまいます。
スズメやシジュウカラは、子供の頃黄色かった嘴が徐々に黒っぽくなっていきますが、ムクドリは反対で、成長するにともない黄色くなっていきます。若くて経験の足りないことを意味する「嘴の黄色い奴」が、成立しない種類なんです。
◆セキレイ
セキレイは街中でも良く見かける鳥で、尾を上下に振りながら跳ねまわる姿が可愛らしいです。小さい上に、頻繁に動き回るので、写真が撮りにくい鳥でもあります。
写真は頬の部分が白いので子ハクセキレイだと思います。
◆カワセミ
かつて清流にしか住まないといわれたカワセミですが、最近は街中の三面護岸された川でも見ることができるようになりました。環境適応能力の高さには感心してしまいます。
背中はコバルトブルー、胸と足は鮮やかなオレンジ色で、非常に美しいカワセミですが、子供の内は羽毛は全体的に黒ずんでいて、足も黒っぽい色をしています。
初夏、巣立った直後の子カワセミは、親カワセミと行動を共にすることが多く、親カワセミからエサをもらう子カワセミを見ることもあります。しかし秋が近づくと、親子であっても縄張り争いのライバルになっていきます。
《「もっと気まぐれ散歩」まとめサイト》
http://monologue.cafe.coocan.jp/walk.html
《参考図書》
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