もっと気まぐれ散歩(8) 鳥散歩(鳥語が役に立った瞬間)
久しぶりの「鳥散歩」です。実は昨年11月末頃から膝痛が悪化し散歩どころではなくなってしまいました。年は取りたくないですね(ToT)
年が明けた1月2日、膝の痛みはほぼ治まったので、毎年恒例の「初歩き」として久しぶりに毎度おなじみの泉の森に出かけてきました。痛みが治まったとはいえ完全復調というわけではないので、行きは歩き、帰りは大和駅から電車に乗る、軟弱モードです。もちろん泉の森では「初鳥見」をしました。だから「鳥散歩」なんだけどね(^^)
1月2日の話しを今さらですが……年明けから実家のバタバタで今まで書く時間が無かったんです(ToT)
天気が良く寒さもそれほどではなかったので、しらかしの池のほとりに腰を掛け(最近お気に入り)、ヤナギの林の中でじっとしている2羽のゴイちゃん(ゴイサギです)や、やってくる小鳥たちを見ながらボーッとしていました。
突然ヒヨドリの甲高い鳴き声、ほぼ同時にバサッという大きな羽音、続いて何かが頭上を飛び越えて、後ろの林の方に飛んでいきました。タカっ? 直ぐに立ち上がって石垣を駆け上が……るほど高さはないので、振り向いて一歩踏み出し(^0^;)、林の方を見ると……ヒヨドリを爪で押さえ込んだ、まさしくタカがそこに居ました。
タカにはあまり出会う機会が無く、種類の判別に自信はありませんが、おそらくハイタカかツミでは無いかと思います。その後、獲物を横取りするためか? 野良猫が林から飛び出してきたため、タカは獲物を持ってどこかへ飛んで行ってしまいました。ほんの数秒間の出来事でした。
初夢で見ると縁起が良いのは「一富士二鷹三茄子」といわれていますが、夢より現(うつつ)で見た鷹の方が縁起が良いかも……今年は何か良いことがありそう。と思ったものの、これを書いている今日現在までロクことがありません(ToT) 餌食になったヒヨドリの祟りか??
あっ、書きたかったのはそんなことではなく、なぜ羽音を聞いただけで「タカ」だと直ぐに思い至ったかということです。タカの種類も分からないくらいですから、羽音を聞いて発生源がタカであることが分かるわけはありません。
実は池のほとりで小鳥たちを眺めている時に、シジュウカラの「タカが居る」を意味する鳴き声を聞いていたからです。それを聞いていなければカラスが揶揄いに来たかな、くらいにしか感じなかったと思います。
シジュウカラの鳴き声に意味がある……そんなアホな? と思いますか??
実は京都大学の鈴木俊貴博士の研究により、カラ類の鳴き声には意味のある単語や、文章が存在することが分かってきたのです。この研究にはNHKが密着していて、昨年その成果が三つの番組で公開されました。“さすが~天下のNHK” このフレーズでピンと来る方は、それなの年齢です(^0^;)
・ワイルドライフ 「長野 軽井沢 新発見!言葉でつながる小鳥たち」
・サイエンスZERO 「鳥の言葉を証明せよ!“動物言語学”の幕開け」
我が家では永久保存版でかつ、ヘビロテしていて、いちばんなじみ深いシジュウカラの言葉はすっかり覚えてしまったのです(^^)
野鳥を撮影するだけなら、鳴き声から種類と居場所がわかれば十分で、鳴き声の意味を知っててもあまり役に立たないかな? と思っていましたが……今回初めて役立ちました。鈴木先生ありがとう。
これらの番組の内現在見ることができるのは、残念ながら下の一つだけみたいです。しかも有料のNHKオンデマンド。Amazonビデオの当該番組のリンクを貼っておきます。月額課金でちょっとハードル高いですが、鳥好きなら一見の価値ありです。
・「ワイルドライフ」 のエピソード103
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