もっと気まぐれ散歩(10) 鳥散歩(春は出歯亀)
春は出歯亀モードです。
あれ〜? 鳥散歩なのに亀なのと思ったあなた「出歯亀」をご存じないですね(^^) 「出歯亀」とはアカミミガメとかクサガメとかの亀の仲間ではなく、覗き魔の事です。なんで覗き魔のことを「出歯亀」と言うのかを説明すると長くなるので、興味のある方は、Google先生に聞いてください。
さて、本題。覗きの対象はもちろん鳥の巣です。あ、念ため補足しておきますが「覗き」と言っても巣に近づいて中をのぞき込むような事は絶対にしておりません。鳥たちの挙動から巣がありそうな場所を探し、可能なら巣への出入りを遠くから観察する程度です。
ほとんどの鳥にとって巣は繁殖のための場所で、日常の塒(ねぐら)として使うことはありません。繁殖期は夏まで続きますが、初夏になると木の葉は茂り、草は伸び……更に梅雨時は雨、真夏は暑さのため、巣の場所を探すのがどんどん困難かつ大変になってきます。したがって3月、4月の繁殖期初期が出歯亀(鳥の巣探しのことですよ、念のため)にはちょうど良い時期なんです。
巣の場所を特定しておけば今後、餌を運ぶ親鳥とか、巣立ちの瞬間は無理でも巣立ち直後の雛たちの様子を見られる可能性が高くなる。というわけで3月から出歯亀活動(何度も言いますが鳥の巣探しのことです)を続けています。
最大のターゲットはカワセミの巣で、カワセミを撮影し始めてから4年経ちますがですが、未だ見つけたことがありません。今年こそはと、出歯亀活動(しつこいようですが鳥の巣探しです)を始めてしばらく経ったある日、友人から「通勤途中、カワセミが土手の排水口を掘っているのを見た」と、連絡がありました。
さっそく現地に行ってみると、確かにカワセミが排水口にたまった泥を掻き出しています。ところでこのブログは今まで、写真と文章で構成していましたが、写真だけでは状況の説明が難しいので、今回から動画も導入することにしました。これが動画第一号です(^^)
排水口から転がり落ちても、また飛び込んでいく姿が健気です。実は動画には写っていませんが、近くで雌のカワセミが見守っていて……奮起しているのはそのせい?
ただ残念なことにこれ以来、排水口に出入りするカワセミは見ていない(友人談)とのこと。巣には適さなかったのか? それとも出歯亀が出た(^0^;)から警戒してしまったのか? たまたま友人が通過する時に居ないだけなのか? 我が家からはちょっと遠いので、なかなか見に行けず、確かめることができません。
やはりホームグランドの境川で見つけなければ、境川でに出歯亀活動を強化しました。そしてとうとう、怪しい場所を見つけたのです。
巣穴自体は草の陰で見ることはできませんが、おそらくは間違いない。と、喜んだのもつかの間、この2羽はこの場所の1メートルほど下流で、こんなことを始めました。
なんとなく巣穴を作る場所を相談している様な感じ。じゃあさっきの場所は? カワセミは天敵の目をごまかすため、ダミーの巣穴を作ることがあるそうで、その一つか? 謎はつきません。定期的に観察してみようと思います。
定期的に観察と言っても、境川まで片道30分以上かかるためそう頻繁には行けません。ならば、家の近所でも出歯亀活動(最後にもう一度念押し、鳥の巣探しのことですヨ)。散歩の時は単眼鏡を首から掛け、上を向いて歩いてます。お陰で良くつまづきます(^0^;) その成果か? スズメの巣(と思われる場所)を二ヶ所見つけました。一つは木に開いた洞、もう一つは電柱につけられたトランスの支柱です。スズメにも木造派と鉄骨派が居るのだろうか?? どちらが快適なのかは、スズメに聞いてみないと分かりません(^0^;)
カワセミは産卵から孵化まで20日前後、巣立ちまで更に20日強かかるらしいので、運が良ければ5月中旬には巣立った雛たちを見ることができるかもしれません。スズメはもう少し早いかな??
見ることができるかどうかは別として、無事に巣立ってくれることは願います(^^)
《参考図書》
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