もっと気まぐれ散歩(12) 川崎大師、穴守稲荷
※今回撮影した写真は、下記のアルバムにて公開しています。
またまた久しぶりになってしまった「もっと気まぐれ散歩」です。タイトル通り「気まぐれ」なのでご勘弁くださいm(__)m
今回、散歩するのは川崎大師と穴守稲荷です。
どうして多摩川のこっち(我が家から見て)とあっちなのか? 昨年開通した、多摩川スカイブリッジを渡って見たかったからです。実は私、橋を渡る事が大好きで職場がお台場にあった時は、ほぼ毎日、レインボーブリッジを歩いて帰っていたくらいです。瀬戸内海の「しまなみ海道」も歩いて渡ったし。
なので今回の主目的は多摩川スカイブリッジを渡ることで、川崎大師と穴守稲荷は後付けの目的です(^^ゞ お大師様、お稲荷様、ごめんなさいm(__)m
川崎大師は子供の頃、毎年両親に連れられて初詣に行っていたので馴染み深いお寺です。でも大人になってからお参りしたのは、2011年に関東三十六不動霊場巡礼をした時だけです。因みに川崎大師は関東三十六不動霊場の第七番札所になっています。穴守稲荷は、行ってみたいと思いつつもなかなかお参りする機会が無く、今回が初めてです。
ホントはもう少し暑くない時期、6月くらいに行く予定でしたが、いろいろバタバタしている内にこんな猛暑の最中になってしまいました。涼しくなるまで待とう、とか思ってると絶対に行きそびれるので、暑さは気にせずに決行です。
今日は歩く距離が短いので、ラッシュ時間が終わった頃を狙って出発。それでも小田急線、南武線ともにけっこうな混雑でした。その割に川崎駅前に人が少ないのは、暑さのせいですかね。
川崎市役所の前を通ると「山王祭」の提灯が……川崎稲毛神社のお祭りらしいです。ならばちょっと寄り道して、川崎稲毛神社にもお参り。が、神社ではお祭り準備の真っ最中、本殿から御神輿を運び出す作業で近寄れませんでした。しかたなく遠くから手を合わせ、初めましてのご挨拶。
気を取り直して川崎大師へ。京急川崎大師駅前から伸びる表参道から右側にぐるっと回り込み、仲見世に入ったところで強烈な違和感を感じました。なんだろう? あっ「トントコ、トントコ……」が聞こえないからだ。
川崎大師にお参りしたことがある方は、これだけで分かると思いますが、ご存じない方のためにちょっと補足。仲見世の入り口付近には、飴屋さんの松屋総本店があり、店先で職人さんが飴を「トントコ、トントコ……」と軽快なリズムで切っているのです。それが今日は無し。あの音を聞かないと、川崎大師に来た気がしませんよね。
初詣の時期や、縁日にしかやらないのだろうか? お店自体は営業していたので、店員さんに聞いてみれば良かったな〜。
ふと気付くと仲見世を歩いている人は誰も居ません。やっぱり暑いから? これじゃあ実演販売をやってもしかたないかも?
大山門をくぐり境内へ。通称「川崎大師」、正式には「金剛山 金乗院 平間寺(こんごうさん きんじょういん へいけんじ)」で開創は大治3年(1128年)、時代でいうと平安時代……平安時代って380年もありますが、かなり後ろの方です。
境内に入ってもやはり違和感。川崎大師の境内って、こんなに広々してたんだ……なんせ記憶にある川崎大師は、初詣の時期なので、沢山の屋台、大勢の人で埋めつくされていましたから。
大本堂、不動堂、薬師殿へお参りし、それぞれの御朱印も頂いてから境内をのんびり散歩のつもりでしたが、あまりの暑さにたまらず、山門前のそば屋さんに飛び込んで昼食と休憩(^^)
注文したのは、冷やしそばの上に揚げ茄子と茗荷の千切りが乗った「薬膳蕎麦」。美味しかったけど、もう少し冷たかったら良かったのに……身体のため、冷やしすぎないようにしてるのだろうか? 薬膳だけに……
燃料補給が済んだので川崎大師を後に次の目的地、多摩川スカイブリッジへ。午後に入って暑さは最高潮。幹線道路よりも河川敷の方が多少は涼しいかも、と大師橋近くから河川敷のサイクリングコースへ入りました。
が、これが大失敗。河川敷には日陰が無い、コンビニも無い、自販機も無い(..;) そんなこと歩き旅を長年やってるんだから、百も承知のはずが完全に判断ミス……歳かな~
しばらく我慢して歩いていると多摩川スカイブリッジが見えてきました。多摩川スカイブリッジは複合ラーメン橋という構造で……正確な説明はできそうもないので止めておきます。吊り橋等と比べると上部に構造物がないく、地味な見た目です。空港に近く航空法による高さ制限を受けるため、この構造が選ばれたそうです。
どんどん橋に近づいているのに、橋に通じる道が見つかりません。橋の上にも自転車用のレーンがあったはずなので、サイクリングコースから橋に通じる道があるはずなのに。とうとう橋の真下、足下をみると「この先サイクリングコース行き止まり」の表示。サイクリングコースの“終点”なら普通の道路に戻ることができるはず、と進んでいくと……そこは本当に行き止まり、どこにも行けません(;゚ロ゚) “終点”と“行き止まり”は違うのだよ > 自分。
しかたなく引き返すと、橋から600mも手前に橋への案内板がありました。こんな立派な案内板を見落とすとは……やっぱ歳かな~
ずいぶん遠回りをしたけれど無事に多摩川スカイブリッジへ。遠くからは地味に見えたけど、橋の上に立ってみると空が広くて気持ちが良いです。
10分ちょっとで橋を渡ると、もうそこは羽田空港、第3ターミナルの近くです。穴守稲荷へ向かう道は、ちょうどB滑走路の正面を通るため、上空を頻繁に旅客機が通過していきます。青空に飛行機って画になりますね。
野鳥も好きだけど飛行機も好きな私、しばらく眺めていようかと思ったけど、立ち止まっていると余計に暑い。飛行機の見物は日を改めることにして、先を急ぎます。
羽田空港から穴守稲荷は目と鼻の先、すぐに到着しました。本殿にお参りした後、千本鳥居をくぐり奥宮へもお参り。そして稲荷山登山。稲荷山は境内の奥に作られた人工の山で、頂上は本殿を見下ろすほどの高さです。
穴守稲荷でも御朱印を頂き、一路蒲田へ。
「板東三十三観音巡礼歩き旅」の時は、一日の行程をかなりハードに設定していたため、途中でゆっくり昼食をとることも、歩き終わってからちょっと一杯もほとんどできませんでした。でも「もっと気まぐれ散歩」では、そういう事を積極的にやっていきたいと思ってます(^^) なので今日は蒲田の立ち飲み屋さんで、キンキンに冷えたビールを一杯。のつもりが……蒲田に着いた時にはバテバテで、とてもビールが飲める状態ではなく、あえなく撤退してきました(ToT)
次回こそは……
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