ついつい聞き耳……お寿司はなんて数えるの?
立春を過ぎたというのに、寒い日が続いてます。寒いとついつい家に引きこもりたくなりますね。でも体力維持のため、心を鬼にして散歩……とうとう心を鬼にしないと、散歩にも行けなくなってしまった、情けない(ToT)
散歩をしていると、保育園の子供達の散歩……もしかしたら保育園と遊び場にしている公園への移動かも……に良く出会います。どんなに寒くても子供達は元気でイイですね。オジサンにも少し分けて欲しいです(^^)
保母さん、あっ失礼、保育士さんと子供達の会話が聞こえてきました。
保:「リンゴはなんて数えるのかな?」
子:「いっこ、にこ」
保:「じゃあニンジンは?」
子:「いっぽん、にほん」「いっこ、にこ」
あ、意見が割れた(^0^;)
保:「じゃあ、お寿司は?」
子:「いっかん、にかん」
おおおっ、全員一致で「かん」!!
私がこの子達と同じくらいの年齢で、近所の人から「お坊ちゃま、お坊ちゃま」と呼ばれていた子、と遊んでいた頃。「お寿司」と言ったら、海苔巻き(かんぴょう巻き)といなり寿司もしくは、ちらし寿司ばかりで「いっかん、にかん」と数えるお寿司にお目にかかることは無かったです。
ごくまれに、年に一度あるかないかですが大事なお客様が訪れたとき、近所のお寿司屋さんから出前を取ることがありました。そんなときでも……
「上4人前と、のり玉2人前、お願いします」
となります。「上」は、にぎり寿司の上のことで大人用。「のり玉」は、海苔巻き(やはりかんぴょう巻き)・玉子焼きのにぎり寿司セットのことで子供用です。つまり生魚がのっかたお寿司は、子供には回ってこなかったのです。
お客様が帰った後、食べ残しのにぎり寿司をつまみ食いし、世の中にこんな美味しいものがあるのか? 大人になったら腹いっぱい食べてみたい、と思ったものでした。
回転寿司が一般化するはるか前の事なので、私と同世代の方は子供の頃に同じ思いをしたのではないかと思います。
もっとも私の場合、その十数年後に父が趣味で、お寿司を握りはじめ、その思いは簡単に叶ったのですが……こういうのは特殊な事例ですね(^0^;)
それに引き換え、現在の子供達は正しい数え方を覚えるくらい、にぎり寿司に馴染んでいるってことですね。回転寿司をはじめ、宅配寿司などが普及したおかげですね(^^)
と、ここまで書いて、ちょっとした疑問が浮かびました。回転寿司店に行き慣れているのだったら、お寿司を「ひとさら、ふたさら」と数える子がいても良いはずですが、全員一致で「いっかん、にかん」。もしかしてこの子達、“回らないお寿司屋さん”にいつも行ってる、イイとこのお坊ちゃん、お嬢ちゃんばかりだったのかも?
最近のコメント